中条に小野商店という凄い店があるというので娘を連れ、ナジラさんと一緒に行ってきた。中条の駅前というので駅周辺を捜したが全く見あたらない。諦めるかと帰ろうとした瞬間駅の真ん前のビルの窓越しにサイクロン号が見えた。あそこだ、あそこに間違いないと突撃する。ドアから一歩店内に入った瞬間、我々は異次元空間に迷い込んでしまった。まるでウルトラＱの空間である。店内にはガラスケースがずらりと並び、完成品が溢れかえっている。そしてプラモデルが空間全てを覆い尽くす。何故かバイクが店内に数台置いてあり、モデルガンが地べたに置いてあった。店と言うよりはコレクタールームに作業部屋を兼ねたような店内だ。エッチングパーツがあった。それも大量に。初めて見るメーカーのレジンパーツなども山盛り状態。どーなっているのだ。そして店主と模型話となる。「これはドーかな？」と奥から出してきたのは２１スケールの�V号戦車とＴ１０スターリン。さらにバンダイの４８。小学校や中学の時に作ったプラモデルが並ぶ。まるでこの間読んだスニーカー文庫の「まぼろし模型」の世界だ。凄い、凄すぎる。本当に空間が歪んでいるのではと不安になってしまった。瞬く間に１時間余りが過ぎ、我々はボーっとしながら店の外に出たのであった。まだ頭がボーっとしている。凄かった・・・・