二度は場所が分からず、三度目はシャッターが下りていて定休日。漸く四度目で探索が現実のものとなった。白根は旧商店街にある「あべ善」である。

入り口には古い時計やタンスが置いてあり、模型店とは予想もつかない。まるで家具屋の様相である。店内に目を凝視し、初めてプラモデルが見えるという店づくりだ。

そんな外見とは打って変わり、一歩店にはいるとイキナリという感じでホビーの世界が広がる。プラモデルがドドドーと並ぶのである。

船やヒコーキ、そして車などのスケールものが並ぶ。ガンダムは少なく、スケールもの中心の品揃えとなっている。戦車こそ少ないがマニア向けの品揃えということが出来るであろう。

素材や工具なども揃っている。

そして奥にはラジコンコーナーがドーンと広がっている。プラモデルというよりはラジコン専門店といった方がいいだろう。

駄菓子や一般玩具などは全くなく、大人のためのホビー店という趣である。

店内では子犬が一匹キャンキャンと吠え、奥さんらしき人が頻りになだめていた。何となく暖かさを感じる店である。

パテを一個購入して店を後にした。商店街に残る貴重なホビー専門店と言うことが出来るであろう。探索して非常に嬉しくなった店であった。